希望を植えよう vol.35
〜植林ツアーに行ってきました〜

6月25日から7月2日の8日間、フー太郎の森基金はエチオピアの植林ツアーを催した。これは毎年恒例で、今年で11回目になる。今回は松本や鳥取、千葉などで支部活動をしてくださる旧来の友人たちばかりで、私も骨休めのような旅だった。
今年は例年の10倍以上の植林をするため、現地では70万本の苗木が準備され、各地で植林のための穴掘りが急ピッチで進められていた。私たちもそんな苗木を環境クラブの小学生と一緒に植林してきた。
また今回はうれしいニュースもいろいろあった。私たちが事務所のあるラリベラに到着した日、フー太郎の森基金が「平成22年外務大臣表彰」を頂くことになったとの連絡が入った。11年間に渡るエチオピアでの緑化と溜池造成、学校建設などの活動が認められての受賞。現地スタッフとツアーの参加者全員で祝賀会となった。
ワールドカップにラリベラも大いに沸いていたが、日本戦の時はみんなで観戦した。掘立小屋のようなところにテレビが1台置かれていて、一人15円払ってテレビを見せてもらう。パラグアイとの息の詰まるような攻防戦。そしてもつれ込んだPK戦。終始ラリベラの住民は日本を応援していて、1発1発みんなで「がんばれ!」コールを送った。1月にベガルタ仙台とフー太郎がこの村で開催するサッカースクールはすでに大注目だ。
- ●新妻香織(にいつま・かおり)プロフィール
- 雑誌編集者を経て、1990年アフリカのケニアに移住。アフリカ大陸を陸路で縦断・横断して、28カ国を旅し95年帰国。アフリカ横断記「楽園に帰ろう」でノンフィクションの文学賞「蓮如賞」優秀作受賞。98年フー太郎の森基金設立。他に、環境保護団体「はぜっ子倶楽部」「松川浦ガイドブック編集室」の代表として、地元での環境問題に取り組んでいる。「よみがえれフー太郎の森―エチオピアで希望を植えよう」(東京新聞出版局)絶賛発売中。1960年福島県生まれ、相馬市在住。