希望を植えよう vol.37
〜6代目エチオピア駐在員〜

相馬に本部のある国際NGOフー太郎の森基金は、他国のNGOとはかなり違った特徴がある。
普通エチオピアに派遣される駐在員は首都のアジスアベバに滞在し、時々活動地の視察に行く。しかし私たちはアジスアベバから700キロも離れた世界遺産の村ラリベラに事務所を置き、駐在員はそこに暮らしながら活動をしている。
いうは易し、暮らしは村人とそう変わらない。水はなかなか来ない、電気はしょっちゅう止まる、食料の買い付けは週1回のマーケット、娯楽といったら掘立小屋で有料でTVの中継を見るくらいだ。駐在員は2〜3年の任期をここで過ごすのだ。
この地に9月から派遣される6代目駐在員伊藤佳奈さんは神戸出身の30歳。早稲田大学出の才女だ。高校時代に難民問題のニュースに触れてから国際協力に関心を持ち、大学時代から第3世界を30カ国くらい旅したようだ。そんな中で水や森、あるいは貧困の問題に触れ、国際協力の仕事を自分のライフワークにしたいと思ったそうだ。
実は私がアフリカを目指したのも30歳の時だった。アフリカはその後の私の人生を大いに変えてくれた。駐在員の仕事は、私がアフリカ中を旅したような気楽なものではないが、佳奈さんがエチオピアでどんな活躍をしてくれるのか楽しみだ。
- ●新妻香織(にいつま・かおり)プロフィール
- 雑誌編集者を経て、1990年アフリカのケニアに移住。アフリカ大陸を陸路で縦断・横断して、28カ国を旅し95年帰国。アフリカ横断記「楽園に帰ろう」でノンフィクションの文学賞「蓮如賞」優秀作受賞。98年フー太郎の森基金設立。他に、環境保護団体「はぜっ子倶楽部」「松川浦ガイドブック編集室」の代表として、地元での環境問題に取り組んでいる。「よみがえれフー太郎の森―エチオピアで希望を植えよう」(東京新聞出版局)絶賛発売中。1960年福島県生まれ、相馬市在住。
「私の愛読書」
「気づき」の幸せ 小学館 |
木村さんご自身の生い立ち、育った環境、不思議な能力を持った経歴から始まり、
教育問題、夫婦問題、家庭内の不和、事業の悩み、原因不明の病気などなど、 原町区在住 伏見市子 |
