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丸森の魅力を発信する「ミニ道の駅」
〜いなか道の駅やしまや 八島哲郎さん〜


八島哲郎さん

宮城県丸森町の市街地から阿武隈川を渡り、川沿いの山道をひたすら走ること15分。突然視界が開けた先の高台の建物が「やしまや」。明るい店内で出迎えてくれた代表の八島さんにお話を伺いました。

編:素敵なお店ですね。

ありがとうございます。丸森の耕野地区で柿を100年以上、竹の子は祖父の代から育てていました。店舗の向かって右側の階段の柱の濃い緑は竹の色、手すりと階段の色は柿の色なんですよ。80年前に地域のよろず屋として店を開きましたが、阿武隈川の氾濫で床上浸水の被害に何度も遭い、平成22年末に今の高台に店舗を新築移転しました。無料休憩所や直売所、名物のたけのこカレーが食べられる食堂もある「ミニ道の駅」になっています。

編:それで少し高いところにあるんですね。

おかげさまで平成23年の川の氾濫時の水かさは駐車場までで収まり、竹の子掘りや干し柿作り体験の企画も好評で、業績も好調でした。

編:震災の影響は。

突然、県から出荷停止の命令を受けて2年間。これには参りました。竹林は手入れをしないと荒れてしまいます。今まで竹の子を1本たりとも竹林に置いて来なかったのに、今度は1本たりとも持ち出せない。「かぐや姫探し隊」という名前のボランティアの方々にお世話になり、竹の子を掘って捨てる作業を手伝っていただきました。「かぐや姫育て隊」の皆さんには冬季の竹の間伐作業を手伝っていただき、ここでお世話になった方々とは今でも繋がっています。

編:平成26年から出荷が解除になったんですね。

解除のニュースを見た人から「待ってたよ」という電話が来ました。嬉しかったですね。その後、仙台に竹の子を売りに行き、丸森と聞いて「危ない所ね」と心ない言葉を投げつけられた事もありましたが、応援してくれる人を大事にして「これからの事」に力を入れる事にしました。

編:遠くからのお客様も多いと聞きました。

「美味しいから買いに来た」というお客様の声は励みになります。お越しいただければ丸森町の特産品と素敵な所をいくらでもご紹介します。地域が豊かになる事が最終目標です。皆さん是非、丸森町にいらしてください。


やしまやの二階で作る3万個の干し柿

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