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passion
浪江町から「いくどはぁ☆なみぃ」を合言葉に!
〜SATOKO & SATOMI 松田怜子さん・及川里美さん〜

 3月20日、道の駅なみえのグランドオープンでのステージに響く2人の歌声。
♪はじめよう たったひとつの ときめく街並みへ(浪江)生まれ変わる
 浪江町教委が企画し、町の魅力を発信しようと3月にリリースした「いくどはぁ☆なみぃ」の歌い出しです。南相馬市在住のシンガーソングライターnappoさんが作詞・作曲した歌のタイトルは「浪江に行こう」という意味。歌詞には津島、高瀬、請戸、苅野、大掘、幾世橋の6つの地区が入り、みんなで一緒に口ずさめるメロディになっています。歌っているのは浪江町権現堂出身の歌手・松田怜子(さとこ)さんと、津島出身で町役場職員の及川里美(さとみ)さん。2人が震災を経てオーディションで初めて出会い、ステージに立つまでの事を伺いました。

怜子さん:高校生の頃から歌とダンスの勉強を始め、震災時はロンドンで研修旅行中でした。その後は恩師の薦めもあり、水族館でイルカショーに出演したり、現在はその恩師の元で助手をしながらコンサートなどで歌う活動をしています。震災後は沢山のアーティストさんたちが浪江に来てくれて、地元の方達を笑顔にしてくれました。私も自分の育った大切な浪江町のために何か手伝えないかと思っていたところ、今回のオリジナルソングのオーディションを知り、応募しました。

里美さん:震災時は仙台の医療事務の専門学校に通っていました。原発が爆発する映像をテレビで見て絶望的な気持ちになり、大好きな浪江町が立入禁止になって世間からもマイナスな事しか聞けなくなったのがショックで、その頃は意図的に浪江町の情 報を遮断していました。仙台の病院で4年程働いている時に結婚、2016年に、夫の地元・岩手県陸前高田市に移住しました。そこで自分の地元のために頑張る同世代の人たちの姿や思いに触れて、「自分の地元と向き合わないといけないな…」と思うようになり、少しづつ、浪江町に足を運ぶようになりました。町役場の方のお誘いで、2019年4月から浪江町に採用され、故郷に戻りました。浪江町の明るい話題をご当地キャラクター「うけどん」と一緒にSNSを活用して情報発信しています。

怜子さん:ステージでは、浪江町の歌を皆さんに届けられる事が嬉しく、心の底から楽しかったです!さとみさんが隣にいてくれて、なみえ創成小中学校や南相馬の子ども達が踊り、みんなでこの歌を届ける事が出来て、本当に幸せなひとときでした。この浪江町のオリジナルソングが浪江町民の皆さまや応援してくださっている方々の元気の源となれるよう、これからも精一杯歌って踊っていきたいです。

里美さん:「浪江町に来て、浪江町の今を知って欲しい!」と思いながら歌いました。浪江町といったら、この曲だよね!って言われるように、色々な場所で披露していきたいですね。

■「いくどはぁ☆なみぃ」PV YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=641SPn01lC4
■CD発売中!1,000円(株)LITTLE STAR
e-mail : 37noute@gmail.com
■なみえチャンネルで動画配信中!(出演は50分頃から)
https://www.youtube.com/watch?v=gMlv-a2uhbU



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